修了生の声
修了生に聞きました!
WSD®をどう活かしていますか?
ワークショップデザイナーとなった修了生は、
仕事やライフワークの中でどう学びを活かしているのでしょうか?
講座を通して何が学びとして残ったのか、
それをどう活かしているのかを聞いてみました。
36期生
山本 拓史
オンラインだからこそ生まれた、自分の思考の幅
企業系広告関連企業 コミュニケーションプランナー
ブルーコースはすべてがオンラインだったということもあり、起こる出来事はすべて「画面越し」でした。そういう状況だったからこそ、その時々で、目に見えているものや相手が発している言葉の向こう側に隠れている真意のようなものの存在を感じ取ることの重要性を学びました。
修了後は、ワークショップに限らず仕事や日常生活でも、まず目の前で起こっていることをありのままに受け止めてしっかり傾聴しさらにその奥を感じようとすることで、相手への理解が深まり、自分の思考にも幅が生まれたように思います。
36期生
松川 由佳
多様な職種が集まる場で活きる、「合意形成のエクササイズ」
介護・福祉系介護・福祉専門 採用コンサルタント
介護士・ケアマネジャー・看護師・管理部門など様々な立場や専門職がいる介護・福祉職で、多様な意見をまとめていくことに学びが活きていると感じています。一人ひとりの当たり前は違うという前提があり、その違いを意識しながら新しいものを創っていく、みんなで合意形成をしていくプロセスを体系的に学べ、身をもって体験(実践)できるので、その経験がお客様とのディスカッションの場や、コンサルティング、人との人間関係など様々な場面に活かせているなと感じています。
35期生
廣木 葵
WSDで身に染みて感じた、丁寧にデザインする重要性
アート系女優/モデル/振付師/演劇・ダンス講師
プログラムをデザインする上で、段階的に難易度を上げていくことやモデリングの重要性など、細かな参加保証する仕掛けや足場かけを意識することの重要性を、実践しながら学びました。
受講後は、かなり時間をかけてデザインをするようになり、繋がりのあるワークショップを考えるようになりました。またワークの難易度も参加者によって異なるということを、WSDの授業を通して身に染みて感じたので、なるべく自分1人で考えるのではなく、周りから意見をもらうことで、沢山の気づきを得られています。
34期生
坂巻 玲
業務に直接的に活きてくる、WSDの「理論と実践」
企業系外資系IT企業 ビジネスプログラムマネージャー
業務である社内イベントのプログラムづくりにおいて、WSDの学びは直接的に活きています。何らかの気づきや学びを盛り込んだプログラムのつくり方はもちろんのこと、それらを関係者に説明するときにも、WSDで学んだ理論、言語化されたキーワードを活用しています。例えば、「参加保証の仕掛け」「参加増幅の仕掛け」「足場かけ」等々……。理論をもってすれば、誰に対しても納得感の高い説明ができるということを改めて感じています。
34期生
岸 秀一朗
ワークショップだけでなく、普段づかいできる場づくりのエッセンス
企業系人材開発/キャリアコンサルタント
コロナ禍での34期はオンラインが中心でしたが、そうだったからこそ、コミュニケーションに大切なことはオンラインでも対面でも変わらないと体感できた時間でもありました。WSDの場づくりのエッセンスは、研修やセミナーの企画といった直接的な機会だけでなく、プロジェクトマネジメント、商談、家族(特に子供)との会話など、色々な場面で活きています。ワークショップ的な状況≒人と人が学びあうチャンスは、日常の所々にあるものです。
34期生
越智 えり子
仲間との出会いが後押しする、ワークショップデザイナーとしての第一歩
教育系NPOスタッフ(広報・ファンドレイジング担当)
体系的に理論を学ぶだけでなく、オンライン・オフライン(※)それぞれのワークショップを“はじめまして”同士でゼロからつくるという経験が、自分の自信につながりました。また、何かあれば相談できる仲間に出会えたからこそ、ワークショップデザイナーとしての最初の一歩を踏み出すことができると感じています。今後は、元教員としてのキャリアや、NPOスタッフとしての経験も活かしながら、ワークショップを企画運営していきたいと考えています。
(※)オフラインのワークショップは、オレンジコースとなります。
34期生
延岡 由規
オンライン上での関係構築・合意形成がスムーズに
教育系国際協力NPO(途上国の教育支援)
WSDで体験したオンライン、オフラインでの活動ひとつひとつが、自分にとっての引き出しとなっています。コロナ以前より、海外の仲間たちとはオンラインでのコミュニケーションが主流でしたが、コロナ禍による移動制限があるなかで、その側面が一層強くなりました。オンラインミーティングにおいても、参加保証・参加増幅の仕掛けを意識した設計やファシリテーションを取り入れることで、これまで以上に関係構築や合意形成がスムーズなると感じています。
28期生
小山 千明
研修担当の仕事だけでなく、自身の人生においても生かせる学びがありました
企業系経営管理/人材開発
講座で、目的を意識しながらワークショップの「プログラム」「ファシリテーション」をデザインしたことで、それまで先輩に言われるがままやっていた研修の場づくりの意図が、クリアに見えるようになりました。また、研修現場で参加者に起きていることが冷静に観察できるようになり、臨機応変な動きを考えられるようになりました。
16期生
土井賢治
コミュニケーションの場づくりで組織文化を変え、スタッフひとりひとりの能力を高める
医療系川崎市立川崎病院 救命救急センター救急科 教育指導部
医療現場で、高度な技術を持っていても、コミュニケーションの問題でチームとしての医療が有効に機能しなければその効果は半減してしまいます。横断的にメンバーが集まり、急変対応策を考える会議などで、「場づくり」を実践し少しずつ組織文化に変化を与えようとしています。
21期生
矢田 浩明
感覚的理解を言語化し分かりやすく伝える
地域系コミュニティづくりコーディネーター
コレクティブハウスのコミュニティ形成支援をしている中で、自分の感覚的な理解でうまく整理がつかなかったり、表現できなかったり、もやもやすることがありました。しかし、講座で学んだ理論的なキーワードを経験と重ねて、再言語化しながら理解していくことで、それまでのことが腑に落ち考えを整理しやすくなりました。
21期生
小山 由絵
多様な価値観を受け入れる組織改革
教育系小学校PTA役員/ライター
PTA役員としても、「他者理解と合意形成」を繰り返すWSD育成プログラムでの経験が役に立っています。「いろいろな保護者がいるから仕方がない」と思考停止するのではなく、いかに多様な価値観を受け入れて、自校ならではのPTAの姿を描くか。いかにPTAへの参加意欲を高めていくか。正解のない組織改革に、前向きに取り組めるようになりました。